Ritta Stanza

整理収納アドバイザーって何をする人?

私は、整理収納アドバイザーとして14年間活動してきました。今でこそ「整理収納アドバイザー」という資格は、少しずつ広がっていますが、当時は「その資格は一体なんですか?」とよく聞かれ掃除と片づけの違いから説明していたのを覚えています。

お掃除と片付けの違いが明確ではない時代でしたので、いざ「整理収納サービスを受けたい方」を募集しても、お掃除と間違えて問い合わせがくるほど。最近では、整理収納という文字が少しずつ知られるようになり、資格を取得し、さまざまな働き方をされているアドバイザーさんが増えてきています。私が取得した当時に比べ、今では「整理収納アドバイザー1級」の取得者は11,021名(2021年3月現在ハウスキーピング協会より)だそうです。

この整理収納アドバイザーについて、改めて私なりにまとめてみました。これから整理収納アドバイザーにお片づけをお願いしたい方、整理収納アドバイザーを目指す方に、ぜひご覧いただければと思います。

どんな仕事をしているの?

まず初めに、整理収納アドバイザーとしての活動には、どのようなものがあるのでしょうか。 大きく分けて5つの働き方があると思います。

  1. ご家庭向けの整理収納サポートに特化した活動
  2. 企業の整理収納(5S)コンサル・現場サポートに特化した活動
  3. 整理収納サポートはしないが、認定講師として活動
  4. 整理収納と家事代行を組み合わせて活動
  5. 自分の仕事にプラス整理収納の知識を付けて社内で活動

ちなみに私は、上記5つの働き方の中で1、2、3を得意としています。
珍しく、家庭とオフィスの整理収納サポート、また講師としても現在3つの認定資格の講師としてマルチな活動をしています。ご家庭の一人一人に、そして企業さまごとに、それぞれにピッタリな整理収納を得意とし活動しています。

整理収納アドバイザーとして私が心掛けていること

例えば、一人一人性格が違うように、整理収納アドバイザーさんも一人一人得意としている内容が違います。例えば、「1. ご家庭向けの整理収納サポートに特化した活動」の中でも、お客さまに寄り添い傾聴しながらサポートしていく方、または理論を伝えながら黙々と整理収納作業をしてく方などさまざまです。

ただ、私が目指す整理収納アドバイザーは、「一人一人のお客さまに合わせた対応ができること」だと感じています。

整理収納アドバイザーは、お客さまが所有しているモノを全て扱わせていただいています。私たちは仕事ですので慣れてしまいがちですが、お客さまからしたら「とても恥ずかしいこと」です。
お客さまはその恥ずかしさを持ちつつ、整理収納サポートをお申込みしてくださるわけですから、お客さまに合わせた最高の整理収納ができるのがベストだと思っています。

そして14年間、整理収納アドバイザーとして活動してきた私が、今考える「最高の整理収納サポート」とは。
それは、家庭、企業、講師全ての仕事含めて、その方々に向けたオリジナルの整理収納をご提案ご提供し続けることだと考えています。

プロであるために必要なこと

仕事をとりたいからという自分本位な理由で、過剰なセールストークはNGです。
たとえば、

  • オフィスが綺麗になれば、売上があがります
  • お部屋が綺麗になれば幸せになります

こうした言葉は、整理収納を正しく理解した上で使わなければいけません。

今までたくさんの新人整理収納研修をしていきましたが、なぜきれいになると売上があがるのか、なぜ部屋が綺麗だと幸せになるのか。その理由を説明できないままで、お客さまの対応をしようとする方もいらっしゃいましたので、その都度、整理収納の理論をもう一度考えてもらっていました。
ここが説明できないと、整理収納のプロではないよと、お伝えしてきました。

他にも「なぜこのような収納がオススメなのか」「整理の適正量はどうやって決めるのか」。こういった話を、うまく説明できない新人さんもいらっしゃいました。資格取得したばかりだと、どうしても自分自身が基準になり、自分自身の整理収納をおしつけようとしてしまいがち。新人といっても、お客さまの対応をする上ではプロでなければなりません。しかし、一人よがりの整理収納をするようでは、プロとは呼べません。

なぜ整理が大切なのか。収納の理論とはなんなのか。これが正しく説明できるようになったらプロになってきた証です。

さらにいえば、いくら理論を語れるようになっても、それだけでは整理収納の正解にたどり着けません。それはなぜかというと、一番の正解はお客さまご自身の心の中にあるからです。
その心の声までをも汲み取れるようになってこそ、本当の「整理収納アドバイザーのプロ」なのだと私は思っています。

整理収納アドバイザーとして、皆さまに伝えたいこと

私は、整理収納で伝えたいことは3つあります。

モノを持つという事は、最後まで管理すること

あなた自身が持っているモノは、最低でも年に1回は使たり触ってほしい。もし使わないのなら、使いたい方に使ってもらうように行き先を決めてあげてください。
買取業者さんに買い取ってもらう、誰かにあげる、どんな方法でも大丈夫です。

もったいないからといって溜め込むことは「いいこと」ではありません

私は、戦前戦後の時代を生き抜いた私の祖母から正しい「もったいない」の言葉の使い方を教えてもらいました。壊れても直せるモノは直し、持っているモノを大切に使い、最後まで使い続けていくが大切です、と。
でも多くの方は、捨てたらもったいない、まだ使えるからといって使わない部屋や収納の中に押し込み、何年、何十年と日の目を見ずにそのまま。

果たしてそれでいいのでしょうか?

そのようなモノを手で触るとザラついて湿っているんです。きっと長年の埃とカビなのでしょう。「もったいない」の言葉通りに、モノを使ってほしいと願っています。

収納とは、しまいこむことではありません

皆さんのお家の中、オフィスのキャビネットの中イメージしてください。使わないモノが収納の中に入り、使うモノが外にでていませんか?
収納とは、使うモノを使いやすく収めること。モノを大切に保管するには、収納の中にしまうこと。また、収納スペースの8割以上のモノはいれないでほしい。なぜならば、100%のモノを入れ込むと、モノを取り出す時にすぐに崩れてしまったり、衣類などはギュウギュウに押し込まれると傷んでしまうからです。
使いやすく収めるために8割にとどめておきましょう。



この3つを整理収納アドバイザーとしてお伝えするために、実際に整理収納サポートに伺っています。私は強く「捨てなさい」ともいいません。捨てることは、本人が納得しないで捨てると必ず後悔するからです。一度 Ritta Stanzaの整理収納サービスを体験してみてくださいね。

あと一番大切なのは、皆さんの行動に合わせたモノの配置です。よく使う場所に、使うモノを置く。これができていない方がほとんど。一度モノの定位置を見直してみてくださいね。意外と「こんなところに置いてあったんだ」と気が付くことがあります。

今後の整理収納アドバイザー

これからも、どんどん整理収納アドバイザーさんが増えてくると思います。活躍も人それぞれでしょう。YouTubeやSNSで配信して多くの方に整理収納を届ける方もいれば、地元密着で活動している方、チームを組んで活動している方、家事代行会社さんに登録して活動する方、さまざまでしょう。

どんな活動方法でも、整理収納アドバイザーとしてのゴールは一緒。
人モノへの感謝をわすれず、多くの方が自分の価値観で整理収納を手に入れ「心地がいい」という気持ちになっていただくこと。

人と比べず、自分らしい生活を目指していただくお手伝いをするのが整理収納アドバイザーのお仕事。今後の整理収納アドバイザーさんには、夢と期待がたくさん詰まっていると感じます。
多くの方に、整理収納アドバイザーの理論を学んでいただくことが私の夢です。

中山真由美の講座・セミナーはこちら ▶︎ お片付けのご依頼はこちら ▶︎